稚内漁協のコンブ漁は8日に解禁。初日は生憎の曇天だったが、今年はコンブの獲れる量が少ない見通しで、少しでも多く確保しようと漁業者が出漁。特に宝来地区の前浜ではコンブがほとんどなく、漁業者は「今年は我慢の年。若いコンブが育つ来年に期待したい」と話していた。

今年のコンブ漁も解禁日から旗無しの自由採取。8日は海が穏やかだったが、薄い雲がかかってしまい、コンブ漁にとっては生憎の天候。

この日は恵比須やノシャップ、西浜で午前5時に磯舟が一斉に出漁。漁業者は海中のコンブを探し、先端が二股になった採取機で根ごとねじり取り、陸に戻ってトラックなどで干し場まで運んだ。

陸上では漁業者の家族などがコンブ干し。1枚ずつ丁寧に干し場に並べ、一面が「黒い絨毯」と化した。ほど良い風を受けたコンブは磯の香りを漂わせ、市民などに夏の漁の幕開けを告げた。

漁業者の1人は「ここまでコンブが少ないのは過去に記憶が無いほど。今年は獲るしかないという思い」。別の漁業者は「昨年は数量が多かった。コンブの繁茂状況は年によって良い・悪いを繰り返すので来年に期待したい」と述べた。(梅津眞二)

初水揚げしたコンブ