【稚内】稚内市出身で国士舘大学4年の三上凪さんが、19日に千歳市開基記念総合武道館で開かれた国民スポーツ大会柔道競技北海道ブロック予選会・女子無差別級で優勝し、10月17〜19日に青森県での第80回国民スポーツ大会への出場権を得た。国スポでは北海道代表の選手で編成する団体戦で大将を務める。

三上さんは、両親が柔道の指導者で幼稚園年長から稚内柔道スポーツ少年団で基礎を学び、札幌日大高校に進学。現在は柔道の名門・国士舘大学(東京都)に在籍し、研鑽を積んでいる。

今回は、道外の大学に進学していても出身地から出場できる国民スポーツ大会ふるさと選手制度を活用。女子無差別級は19人のトーナメント。

シードで登場した三上さんは初戦(2回戦)で札幌刑務所の選手に一本勝ち。3回戦の札幌大学の選手とは凄絶な試合となり、本戦4分間で決着がつかず、時間無制限の延長戦(ゴールデンスコア)に突入。延長17分を超え、合計試合時間は21分以上に及ぶ激戦だったが、最後は相手の指導累積で反則勝ちとなった。

準決勝では北海道警察の選手と再び延長戦になったが6分2秒、鮮やかな払腰で技ありを奪い勝利。決勝戦も北海道警察の選手で本戦4分間を戦い、再び払腰の技ありで優勢勝ちし、頂点に立った。

三上さんは「遠く稚内から応援に駆けつけてくれた家族の前で、優勝する姿を見せることができて本当にほっとしました。高校時代はインターハイやジュニアの北海道予選で頂点に立つことができましたが、この大会(国スポ予選)だけは悔しい思いを重ねてきました。大学4年生となり、北海道代表として出場する最後のチャンスで悲願の初優勝を果たせたことを心から嬉しく思います」とコメント。全国に向けては「北海道代表チームの大将という重責を担います。1つでも多くの勝利を挙げられるよう全力で精進します」と決意。

父で稚内柔道少年団代表指導者の三上雅人さんは「3回戦で20分以上も戦ったので、内心ここでもうダメかなと思いましたが、本当に気持ちを切らさずに最後まで頑張ったと思います。長女に関わってくれている皆様のおかげ。本当に感謝です」と述べた。

(梅津眞二)

国スポ北海道予選で優勝した三上さん