【下川】下川商業高校(鎌本光司校長)の3年生30人による販売実習会が、3日午前10時半から午後3時まで札幌市の丸井今井札幌本店前で開かれ、多くの客でにぎわった。

同校では、1・2年次に学習した商業に関する知識や技術を活用し、地元特産品などを販売実践することで、商業活動への理解と望ましい職業観の育成などを図ることを目的に、販売実習を実施している。

3年次になってからも、山びこ学園での実習、POP(商品名などの説明文)制作授業などを通して準備し、5月29日には、町内及び名寄市で販売実習会を開催した。

札幌での販売実習会は例年、集大成として実施している。

前日に札幌入りして、チラシなどを配布。当日は、同校オリジナル商品として、たばた製麺協力の「かぼちゃうどん」、矢内菓子舗協力の「かぼロール」をはじめ、地元産のフルーツトマト、アスパラなどの野菜、手延べ麺、トマトジュース、シイタケなど、多くの商品を販売した。

商品の多くは完売となったが、同校オリジナルのかぼちゃうどんは売れ残った。

リーダーで総務部長の下地蘭々さんは「名寄と下川で行った販売実習会の課題であった準備不足などもなく、ミスが無いように何回も確認した。お客さまへの対応、声かけなど、みんなで団結してやることができ、良かった」と話し、「将来は、人と関わる仕事に就きたいと思っている。販売実習会で、経験できたことはうれしい。外国人や高齢者など、それぞれのお客さまに合った対応ができるよう、努力していきたい」と述べる。

同副部長の尾形夏煌さんは「全体としては、上手くできて良かった。課題として、お客さまへの駐車券の対応などがあった。オリジナルの『かぼちゃうどん』が少し残ったのが残念」と話し、「将来は保育士を目指している。今回訪れたお客さまとは対象が異なるが、将来、子どもたちに自分の経験を伝えたい」と意欲を示す。

同校進路指導部長の藤田光明教諭は「ロールプレイング、参観日、地元販売会などを通して、今回の札幌の販売実習会が、声も出て生き生きとしており、一番良かった。この経験を、将来に役立ててほしい」。また、「今年で38回目であるが、初回から参加してくれた人、OB・OGなど、多くの人が足を運んでくれた。商品開発なども含め、多くの地域の方々に支えられていることを感じた。あらためて感謝します」と語った。

丸井今井本店前に整列する下商3年生

さまざまな商品が並んだ販売実習会の会場

笑顔で接客する下商生