【下川】

森林にカフェ、マーケット、アート、体験などを盛り込む「森ジャム」が、26、27の両日に美桑が丘と桜ヶ丘公園で開かれた。
町内の有志による実行委員会(三浦玄太実行委員長)主催で、各地からこだわりの料理など、50件以上の出店・体験が並んだ。
26日は前夜祭で、飲食、音楽や酒、焚き火を楽しんだ。
27日は午前10時から午後9時まで開催され、あいにくの雨に見舞われたが、町内外から幅広い年代の多くの人たちが訪れ、憩いのひとときを過ごした。
美桑が丘と桜ヶ丘公園では、林業機械試乗など多彩な体験、料理、菓子、スイーツ、飲み物、雑貨などが並び、会場を隈なく巡ってもらう「スタンプラリー」(スポット5カ所)を導入。森のさまざまな生き物を紹介する「もりのはなし」も10カ所に設けた。
森林内ではツリークライミングを体験することができ、多くの子どもたちがロープや安全帯など専用の道具を使って果敢に木登りに挑戦。ロープにぶら下がり、ブランコのように前後に揺らしてもらって、楽しむ様子も見られた。
クマの生態や被害防止策などを専門家から学ぶ「クマトーク」、下川町を拠点の一つとする国際的なチェーンソーアート作家、木霊光さんによるクイックカービングショー、呼吸法の体験、木工など森林を生かした多彩な催しが行われた。
2会場でさまざまなステージ発表も行われ、桜ヶ丘公園センターハウス「フレペ」では、パシフィックミュージックフェスティバルPMF(札幌市開催の国際教育音楽祭)の若手音楽家による演奏会が開かれた。
今回の森ジャムは、NPO法人北海道遺産協議会の助成を受けて運営しており、演奏会は北海道遺産に認定されているPMFと下川町の循環型森林文化の連携企画として実施。
PMFの北海道遺産間連携は利尻島に続く2回目で、「地方の子どもたちに、世界レベルの音楽を届けたい」との思いがある。事業の一部をイオン北海道発行「ほっかいどう遺産WAON」寄付金で賄った。
世界レベルの演奏を聴こうと、会場は瞬く間に満員に。ピアノ(谷敷さなえさん)、バイオリン(小林佳奈さん)、バリトン(下司貴大さん)のアンサンブルで、子どもから大人まで楽しめる曲を披露した。
北海道和種馬のハナの放牧エリアでは、実行委が用意した餌のニンジンを販売。購入者に下川中学校1年生が描いた、ハナの絵のシールもプレゼントした。シールは「のんびりハナ」「草を食べるハナ」「雨の中のハナ」など全17種類で、1セット5枚入りにして配り、同校の中学生が受付のボランティアも担った。来場者はニンジンを与えながらハナと触れ合い、撮影などを楽しんでいた。売り上げは森ジャム運営に充てる。
来場者は木々の下、雨ならではの森林を楽しんでいた。

人気を集めたツリークライミング

北海道遺産連携による世界レベルの演奏会