【名寄】
市内日進の「なよろサンピラーユースホステル」が、5月に営業を再開して2カ月が経過。滞在客からも好評を得ている。
同ユースホステルは、前経営者の林真之介さんから会社員の遠藤奎弥さんが取得し、妻・ちはるさんと共に経営している。
奎弥さんは中学生時代、名寄市に約1年半居住。旭川市の農協勤務などを経て、2021年から会社員として名寄市内で勤務。妻のちはるさんは稚内市出身で、名寄産業高校を卒業。2人は21年に結婚した。
知人がコンドミニアムや下宿を経営していることもあり、「名寄市には宿泊のニーズがある」などのアドバイスを受けた。2人ともユースホステル経営への憧れもあり、売りに出ていた同ユースホステルの取得を検討して林さんにアプローチ。今年3月に売買契約が成立し、引き渡しを受けた。
4月は、システム改修などの準備期間に費やし、5月2日から営業を開始。ライダー、旅行者、短期の工事関係者、観光客など、海外を含めて全国各地から多くの人が訪れ、奎弥さんは「予想以上に順調です」と語る。
奎弥さんが会社に務めていることもあり、食事の準備など多くはちはるさんが担当。
ちはるさんは「私は名寄近郊しか知らないので、全国の人々から話を聞くのが楽しい。料理は、何を作るかで少し悩みますが」と笑顔を見せる。
アスパラなどの野菜は、知り合いの農家から安価で提供を受け、ワラビ、フキ、タケノコ、ギョウジャニンニクなどの山菜は、奎弥さんが採ったものがテーブルに並ぶ。釣りも趣味のため、「秋にはサケ、イクラなどの料理も検討したい」。
2人は「旬の野菜、地元の特産物などをふんだんに使い、お客さんから『おいしい』と言ってもらっている」とし、「自然や田園風景などが『素晴らしい』と褒められる」と、この地の魅力を誇らしげに語る。
また、JR日進駅を利用する滞在客もいることから、「駅を残してほしい」と訴える。
運営する中で、一番気を付けていることは「清潔感」で、「お客さんから『また来たい』と言われることが、一番うれしい」と話す。
4月と11月はオフシーズンのため、この期間にワックス掛けなどを行い、旅行にも出かける予定だ。
2人とも「忙しいけど楽しいです」と目を輝かせる。
なよろサンピラーユースホステルを経営する遠藤奎弥さん・ちはるさん夫妻









