【名寄】「マサシナイトランクラブ」に所属する、市内在住の小原茂則さん(63)が、「第41回サロマ湖100キロウルトラマラソン」で通算20回目の完走を果たした。小原さんは「最初は1回出場すればよいと思っていたのに、とうとう20回も走ってしまった。仲間の後押しおかげでできたことだと思っている」と語っている。
小原さんがランニングを始めたのは30代前半。自衛官を退職後、体重が70kgまで増えたことをきっかけに「お金をかけずに、健康のためにできることを」と走り始めた。
初めは100kmという距離に抵抗があったが、旭川時代の友人に強く誘われ、渋々サロマ湖の大会に出場したことが最初。初挑戦は55kmでリタイアとなった。「来年は絶対に走らない」と決めていたが、再び友人に誘われ、2回目の挑戦で初めて完走を成し遂げた。
「人間がこんな距離を走れるんだ」という達成感を得たという。
それからは毎年出場するようになった。5回完走してやめるつもりが、仲間から「10回走らないとダメだ」と励まされ、10回達成後も「11回走らないと足型を作ってもらえない」と背中を押された。
途中、新型コロナ禍で3年連続の大会中止を挟みつつ、その後も仲間の記録に刺激を受けながら走り続け、ついに20回完走という節目を迎えた。「周りに引っ張られる形でここまで来た。『きついな』と思いながらも、マラソンが好きなんだと思う」と語る。
また、今年で19年連続の完走。来年は20年連続完走を目指しており、「体力が落ちないように」と日々の練習に励んでいる。
同じく「マサシナイトランクラブ」に所属する浦山浩幸さん(61)は、今回2回目の挑戦で100kmを初めて完走した。熊本県出身で、陸自名寄駐屯地に自衛官として勤務していた。58歳頃から体力づくりを始め、60歳の還暦を機に「どこまでできるか試したかった」と、ウルトラマラソンへの挑戦を決意した。
昨年の初挑戦は70kmでタイムアウトとなったが、今年は見事に完走。「すごくうれしくて泣きました。でも、二度と走りたくないと思うほどつらかった」と振り返る。それでも「自分への挑戦」として、来年は現役自衛官の息子と一緒に走ることを目標にしている。「仲間との練習は楽しいが、本番はただただきつい」と話しながらも、「健康のために走り続けたい」と意欲を見せた。
2人は「マサシナイトランクラブでの、仲間との交流が大きな支えになっている」と口を揃える。世代を超えた仲間たちと練習や飲み会を共にし、互いに刺激し合いながら走り続けている。
この他、ミヤザキスポーツ社長の遠藤和之さんは今回、17回目のウルトラマラソン挑戦で、17回目となる完走を果たし、「自分の健康づくりのために走っている。『目指せ20回完走』で頑張りたい」と意気込み。また、マサシナイトランクラブメンバーの田渕浩義さんも完走を果すなど、ナイトランメンバーが活躍を見せた。
マサシナイトランは、毎週月曜(初心者)、水曜(経験者)の午後6時半、ミヤザキスポーツ(市内大通南6)集合で活動している。遠藤社長は「ナイトランで一緒に走ろう」と広く参加を呼びかけている。

喜びの表情を見せる小原さん(前列中央)、浦山さん(前列左)とナイトランメンバー









