【名寄】名寄警察署(坂本智喜署長)は、2026年度北海道警察逮捕術大会の団体試合第2部で優勝。昨年の初優勝に続いて2連覇となった。同署は全国大会出場経験者が多く、選手の練習や指導に当たっており、監督兼選手の細川敏則警部補(47)は「サポートメンバーも練習に参加し、全署員の力で優勝することができた」と勝因を語る。

同大会は、15日に札幌市豊平区の道立総合体育センター「北海きたえーる」で開催。署員100人以上の第1部、40~99人の第2部、39人以下の第3部に分かれ、団体試合で行われた。

名寄警察署は第2部に出場し、種目は先鋒の徒手対徒手、中堅の警棒対短刀、大将の警棒対警杖の3種目で行われた。

メンバーは先鋒の逢坂司警部補(40)、中堅の西村健汰巡査長(27)、大将の磯野港巡査長(25)、監督兼選手の細川警部補。

練習は6月下旬から開始。連覇を目標に掲げ、試合形式の練習を積み、名寄警察署や旭川方面本部の道場で合同稽古に励んだ。

第2部には24署・隊が出場。名寄警察署は1回戦シードで、2回戦は岩内警察署に3戦全勝。3回戦は交通機動隊に1勝1敗1引き分けとなったが、取得本数が上回り勝利。準決勝は稚内警察署に2勝1敗。決勝は深川警察署と対戦し、2勝1敗で制して優勝。昨年の初優勝に続いて2連覇に輝いた。

細川警部補は、昨年の大会で選手(大将)として出場したが、今年は3回戦のみ出場し、主に監督としてマネジメントを担当。「本当に素晴らしい成績を挙げた。昨年よりも苦しい試合の中で優勝できた。警察署は署員の入れ替わりが多いため、連覇することは少なく、連覇できてうれしい。これまでの警察人生で良い思い出になっている」と語りながら、若手署員たちのさらなる飛躍に期待を寄せている。

西村巡査長は「2回戦以降は苦しい戦いだった。逢坂警部補が初めて敗れ、自分の番に回って何とか勝ち、細川警部補が決めた。チームの団結力で優勝しており、選手だけではなく、名寄警察署全体の手厚いサポートがあった」。

磯野巡査長は、4月に札幌豊平警察署から異動。「先輩から稽古と技術を教えていただき、身に付けて優勝に結び付いた。逮捕術を生かし、犯人の逮捕、制圧に生かしていきたい」。

逢坂警部補は「楽な試合は一つもなく、メンバーの信頼関係と『チーム名寄』の結束力の強さがあった」と振り返る。

坂本署長は試合を観戦。「2連覇という結果以上に、己の限界に挑む過酷な稽古に耐え抜いた選手たちの精神的な成長を誇りに思っている。この勝利におごることなく、勝って兜の緒を締め、これからも市民のために力強い警察を目指して精進したい」と語る。

2連覇に輝いた名寄警察署チームの選手たち