【名寄】国税庁は1日、2026年1月1日時点の路線価を公表した。
札幌国税局管内の道内30税務署における名寄税務署の最高路線価の順位は23位(昨年24位)で、1平方m当たり1万9000円(昨年同額)で、2年連続の据え置きとなった。
道内約1万3500地点の平均上昇率は、1・8%となっている。
最高路線価の場所は西4南6(国道40号通り)で、16年から11年連続。
国税庁が発表する路線価は、相続税や贈与税の算定の基礎となるもので、毎年4月に発表される地価公示価格の80%程度となっている。
国税庁のホームページによると、18年度以降の名寄市の商業地(一部)における路線価の推移は【別表】の通り。2年または3年、据え置きとなっているが、下落傾向に歯止めはかかっていない。
毎年9月下旬に公表している基準地価については、2年前から南地区の一部で上昇しているものの、商業地は厳しい。
こうした状況について市内の不動産関係者は、「商店街などの売買は、ほとんどない。売買も住宅建設も南地区に集中している」と話す。
名寄商工会議所の大野茂実会頭は「人口減少に歯止めがかかっていない。地価(路線価)は、そのマチの実力なので、危機感を持っている。商工会議所の会員数も年々減少している」と述べる。
現在、名寄市などと議論を進めている物流拠点化構想については、「防災機能を含めて、物流の拠点化を着実に推進したい」。
また、遅れている中心市街地の活性化については、「南広場の利活用を早急に考えるべき」と話し、公共施設等の再配置計画では、「スピード感を持って進めてほしい」と語り、連携強化を図る考えを示した。
別表 商業地における1平方メートル当たりの路線価(単位:円)
| 年度 | 西3南6(駅前通) | 西4南6(国道40号)◎ | 大通南5(5丁目通) | 大通南6(駅前通) |
|---|---|---|---|---|
| 2018 | 20,000 | 21,000 | 14,000 | 16,000 |
| 2019 | 20,000 | 21,000 | 14,000 | 16,000 |
| 2020 | 20,000 | 21,000 | 14,000 | 16,000 |
| 2021 | 20,000 | 21,000 | 14,000 | 16,000 |
| 2022 | 19,000 | 20,000 | 14,000 | 16,000 |
| 2023 | 19,000 | 20,000 | 14,000 | 16,000 |
| 2024 | 19,000 | 20,000 | 13,000 | 15,000 |
| 2025 | 18,000 | 19,000 | 13,000 | 15,000 |
| 2026 | 18,000 | 19,000 | 13,000 | 15,000 |
◎=最高路線価(西4南6)。国税庁ホームページより抜粋。

市内最高路線価の西4南6

大通南5(5丁目通)









