【名寄】名寄中学校1年、山下道場所属の長尾楓純〔かすみ〕さん(12)は、2026年度北海道中学校体育大会(中体連)第54回北海道中学校柔道大会の個人戦女子70kg級で優勝、全国大会出場を決めた。日頃の稽古に励みながら「全国大会に行けて、うれしい。目指すは優勝です」と意気込んでいる。

北海道大会は、7月28日から30日まで千歳市開基記念総合武道館で開かれ、29日に団体戦、30日に個人戦を実施。優勝者・チームのみが26年度全国中学校体育大会第57回全国中学校柔道大会の出場権を獲得する。

個人戦女子70kg級には、各総合振興局・振興局管内の代表決定戦を勝ち抜いた11人が出場。長尾さんは、1回戦シード。2回戦は伊達の2年生と対戦し、8秒で得意技の払い腰を決めて「一本」。準決勝は帯広の1年生と対戦し、38秒で払い腰で「一本」を取った。決勝は札幌の2年生と対戦。延長戦(合計6分間)となり、相手に指導が付いたため、僅差で勝利して優勝。全国大会進出を決めた。

全国大会は、8月18から21日まで岡山県岡山市のシゲトーアリーナで開催。女子個人戦は20日に行われる。

北海道大会で「2回戦、準決勝は師匠(山下道場主宰の山下徹さん)から教わったことを意識して投げることができた。決勝は以前にも当たった相手で、最初の3分で攻めて投げようとするところまでいったが、技を決め切れず、『一本』を取れなかった。延長の3分では体力がなくなり、技の掛け数が少なかったが、技で相手を圧倒することを意識した」と振り返る。

上川管内代表決定戦から全国大会出場を見据え、「もっと技を掛けて相手の体勢を崩し、掛け逃げしてくる(消極的な)相手に対応できるよう練習に取り組みたい。道場の先輩たちの記録を超えるベスト4を目標としながら、優勝を目指したい」と、稽古に余念がない。

主宰の山下さんは「安心して試合を見ることができた。決勝は春の十勝カップ(5月3~4日、鹿追町)で当たった相手で、長尾はどんどん攻めていて勝つと思った。1年生だが、全国でも長尾のような独特な形の柔道をする人はいないので期待している。恵まれた体格、体幹、バランスがそろい、特に体幹が強いので体勢が崩れない。勝負勘が良く、改善点をすぐに修正できている」と、飛躍に期待を込める。

全国大会出場に向けて意気込む長尾楓純さん