【名寄】

名寄高校(今中勇希校長)の情報技術科2年生は、ドローンのプログラミング・操縦コンテストの「第3回ドロカツ全国大会」に出場。オープンクラス(22歳以下)のプログラミングスキル部門で1位、操縦スキル部門で2位、総合順位で2位となり、初めての出場で健闘を見せた。
同大会は、5月11日に兵庫県三田市の「郷の音ホール」で開催。ドローンを使ってプログラミング教育を推進することなどを目的としており、操縦とプログラミングのスキルを磨きながら、他のドローン競技チームとの競争や対戦を楽しむ機会としている。
同校は、昨年12月21日に東京都調布市の電気通信大学で開かれた東日本予選に出場。プログラミングスキル部門で1位、操縦スキル部門で3位、総合で2位となり、全国大会に進出した。
プログラミングスキル部門は、制限時間1分で、事前に組んだプログラムでドローンを自立飛行させ、得点を最大限に伸ばせるかを競う。会場の環境は練習時と異なることが多く、環境の違いを乗り越えて成功へ導けるかが鍵となる。
操縦スキル部門は、制限時間は2分。ドローンを自在に操り、得点をどれだけ積み上げられるかを競う。視界の届かないエリアを飛行する場面もあるため、サポーターとの連携が勝敗を左右する。
チームは名寄自動車学校の全面的な協力を得て操縦技術を磨くとともに、校内に常設されたドローンコースを活用し、日頃から精密なプログラミング調整を重ねてきた。
全国大会のオープンクラスには、東日本と西日本の各予選を勝ち抜いた4チームが出場。同校のメンバーは湯川颯太さん、佐藤聖大(まひろ)さん、村上虎太郎さん、松本謙臣さんの4人で、プログラミングスキル部門で1位、操縦スキル部門で2位、総合順位で2位となった。
メンバー3人と同科の藤村洋之教諭、藤原幸二教諭、今中校長、同学校の江良正雄さんが今月15日に市役所名寄庁舎を訪れ、加藤剛士市長、岸小夜子市教育長に結果を報告した。
湯川さんは、操縦を担当。「大会では思うように操作できなかったけれど、プログラミングで1位を取ったので、総合で2位に入ることができた」。
今後は部活動(サッカー)に注力するため、いったんドローンから離れるが、来年の高体連大会が終わった後、ドローン操縦の国家資格取得を考えており「部活動との両立は大変だったが、先生方の支援もあって全国大会に出場できた。大会出場への土台をつくり、後輩に託していきたい」と語る。
佐藤さんは、操縦の補佐を担当。操縦者からコースの見えない箇所について指示を出すもので、他のチームは声で伝えていたが、佐藤さんは手の動きで伝えながら湯川さんをサポート。「スポンサー賞(特別賞)をいただけて、うれしい」。
村上さんは、プログラミングを担当。「オープンクラスで1位を取れたけれど、全体ではミドルジュニア(小学5年~中学3年)の1チームに負けたので悔しかった。次は全体でも勝ちたい」と振り返った。
松本さんも、プログラミングを担当(報告は欠席)。藤村教諭によると、プログラミングは学年トップで得意であるとともに、会場環境の対応力にも優れていたとのこと。
指導に当たる江良さんは「西日本では幼少期からプログラミングを勉強しているところもあり、強いチームが多いが、名寄高校も練習成果を発揮し、総合得点で2位となった。いろいろな方に刺激と夢を与えることができ、名寄高校で勉強したい子が増えれば」と語った。
また、アメリカでの世界大会もあり「日本だけで終わらず、世界にもエントリーしたい。アメリカでは1000チームほど出ているが、22歳まで挑戦できるので、名寄から世界に挑戦できるようサポートしたい」と話す。
加藤市長は「ドローンの注目が高まっており、皆さんの活躍は名寄にとって誇り。すばらしい成績で、努力に尊敬している」とたたえた。
また、3月に同校を卒業した伊東大悟さん、川上春さんもOBチームとして出場。操縦部門2位、プログラミング部門2位、総合部門3位となった。

全国大会出場を報告した生徒と教諭たち