【名寄】風連中学校(石本義行校長)の1年生15人は17日、総合的な学習の一環で、株式会社リンク・セオリー・ジャパンの嶋崎悠二さんを招き、難民支援などを行う「届けよう、服のチカラ プロジェクト」についての講義を受けた。
同社は、ユニクロなどを事業展開するファーストリテイリングの子会社で、嶋崎さんは商品部に所属し、商品企画などを担当。
ユニクログループとUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)が共同で実施する同プロジェクトに同校が応募、採択され、この日の講義となった。
嶋崎さんは「難民は民族、国籍、政治、宗教などを理由に国を追われた人たちで、世界に1億2320万人いる。約40%が18歳以下の子どもたち」と説明。「自分が住む地域で戦争・紛争が起き、国外に逃げなければならない場合、リュックに何を入れますか?」と問いかけた。
三つのグループに分かれ、水、食料、薬、情報(スマホなど)、お金、写真や個人証明、道具類、趣味・身だしなみ(服など)から、一人で逃げること、リュックに入る量を想定して考えたところ、水・食料は全グループが挙げ、他は意見が分かれた。
「服のチカラ」は、衣類がないと寒い冬を乗り越えられない、病気やけがを防げない―など4項目を挙げ、「命を守り、気持ちをアップし、つながりを持つことこそが『服のチカラ』」と話した。
ユニクログループが、世界81の国や地域に6371万点の服を寄贈したことを伝え、「着なくなった服を集め、難民の子どもたちに届けよう!」と呼びかけた。具体的には(1)子ども服を集める(幼稚園、地域、文化祭、夏祭りでの呼びかけ)(2)3種類に分類(夏服、冬服、赤ちゃん用)(3)たたんで倉庫に発送―の手順で進める。「皆さんが集めた服は責任を持って届けます。『風連から、世界とつながれるチャンス!』」と訴えた。
講義には、名寄市社会福祉協議会の職員2人が訪れ、同校のプロジェクトに「協力したい」と語った。
同校の石川究教諭は「生徒と相談し、地域へ呼びかけたい。2学期には服集めに取り組みたい」と語る。
嶋崎さんは「今年は全国約千の小中高校から応募があった。小中高校各1校を優秀校として選び、東京で表彰します」と、生徒たちのやる気を促した。
生徒たちは嶋崎さんに礼を述べ、感想などを記録した。

生徒たちに伝える嶋崎さん

グループで協議する生徒たち

感想などを記録した生徒たち









