【美深】

美深高校3年、軽音楽部所属の川瀬彩愛(あやめ)さん(17)は、北海道高等学校文化連盟(高文連)第11回全道高等学校軽音楽大会でパート別特別賞(ベース)を受賞。個人表彰の「ベストベーシスト」に選ばれたもので「表彰で名前を呼ばれた時、驚きました」と語る。
同大会は、5月22日に小樽市民会館で開催。コピー部門とオリジナル部門で行われ、それぞれ12校ずつエントリーした。
美深高校はコピー部門に出場し、3年生バンドの「AcLoveR」(アクローバー)がTHE ORAL CIGARETTESの「容姿端麗な嘘」を演奏した。
各部門でグランプリなどの入賞校を決めるとともに、すべての参加生徒からベース、ギター、ボーカル、キーボード、ドラムの演奏で最も優れた生徒を選ぶパート別特別賞を贈呈。川瀬さんはベースで受賞した。
川瀬さんは、美深中学校3年時に同級生の小倉凛華さん(ボーカル)に誘われ、高校入学後からバンド演奏を始めた。
もともと楽器演奏の経験はなく、弦の本数が少なく扱いやすいベースに挑戦。「今まで演奏できなかったところができるようになると達成感がある」。
イベントなどで演奏する機会が多く「バンド全体で作り上げた曲が皆さんに聴いてもらえると、うれしく楽しい」と語る。
高文連全道大会では、自分の演奏の音が聞こえないなどハプニングもあったが「演奏が終わった時、達成感があった。今までの練習成果は出せた」。
個人表彰の「ベストベーシスト」に選ばれて「大会のレベルが高く、他の高校の演奏を聴いていて、仕上げてきている―と感じた。総合グランプリの札幌西高校は上手だと思った。特別賞は狙っていたが、表彰で『美深高校…』と名前を呼ばれた時は、びっくりした」と振り返る。
美深町内は社会人を含めてバンド演奏が盛んな地域で、「練習では地域のアマチュアバンドの方から教えていただいており、大会でその成果を発揮できた」と感謝している。
今後は7月25日の美深ふるさと夏まつり、8月2日の凹地野音FESなどイベントでも演奏。「今の自分に満足することなく、成長できるところもあるので、3年間やってきたことをイベントで発揮したい」。
高校卒業後の進路として、札幌の音楽関係の専門学校を目指しており、バンド演奏を続けていく。
顧問の村岡輝紀教諭は、川瀬さんについて「研究熱心で、謙虚に練習を重ねている。楽器演奏に熱意を持っていて、後輩の良い手本となっている。美深が生んだ『スターベーシスト』だと思う。しっかり練習すれば結果を残せる。希望の星で尊敬している」と高く評価している。

「ベストベーシスト」となり、笑顔を見せる川瀬さん