稚内消防署警防第1課主査で消防司令補の葛西浩規さん(50)が国が認定する指導救命士の資格、同署警防第2課救急グループ主査の上野直樹さん(48)が道が認定する指導的救急救命士の資格をそれぞれ取得した。指導救命士は稚内地区消防事務組合では初の取得。2人は「研修で学んだ最新技術、知識を仲間に伝え、救急サービス向上に繋げたい」と意気込んだ。
葛西さんは1995年に消防士拝命。09年に救急救命士の資格を取得。指導救命士は救急隊員・救急救命士の教育体制の強化、救急活動の質の均一、指導的人材の育成などを担う。葛西さんは資格取得に向け、福岡県北九州市の一般財団法人救急振興財団救急救命九州研修所で養成研修に励み、最新技術を学んだほか、コーチングや指導技術法などを勉強。筆記試験と現場対応のシミュレーションを行った救命士へのフィードバック、評価する実技試験を突破。7月2日に修了し、資格を取得した。
上野さんは96年に消防士拝命。指導的救急救命士の取得は同組合では葛西さんに次いで2番目。旭川医科大学病院での研修でドクターカーの同乗実習を経験。運用チームの連携や技術を間近で勉強したほか、指導演習、症例発表や論文作りを講座で学び、7月10日に修了した。
最新の救急救命技術を学び、資格を取得し今後は同署の救急救命士に指導、助言するなど救急業務全般の質の向上に努めていく。2人は「救急を取り巻く環境も日々変化している。自分達も知識をアップデートする姿勢を忘れず、仲間に技術を伝えたい」と話した。(東賢人)

資格を取得した上野さん、葛西さん(左から)









