第39回稚内市子育て平和の日記念式典(子育て推進協議会など主催)は1日、宗谷岬平和公園で挙行。1983年9月1日に発生した大韓航空機撃墜事件から43年が経ち、同事件遺族会から川名正洋さん、山口真史さんが参列したほか、関係者や来賓、市内小中学校の児童会・生徒会の代表者など合わせて約180人が世界平和を願い、子育て平和運動の更なる発展を誓った。

同事件犠牲者に対する黙祷に続き、子育て推進協議会会長の工藤広市長が「悲惨な事件から改めて平和の尊さ、未来に生きる子ども達のために平和と思いやりの心を育むことを多くの人々に伝えるため式典を開催している。大人から子どもへ、子どもから大人へと語り合い、語り継ぎ、平和への思いを新たにしてほしい」などと挨拶。

遺族会を代表し、同事件で兄を亡くした川名さんが「2度とこのような悲劇が繰り返されないこと、世界から争いが無くなり、子ども達が笑顔で健やかに暮らせる平和な未来が訪れることは、亡くなった家族への何よりもの供養であり、残された私たちの変わらぬ願い」と述べた。

子育て平和都市宣言朗読や子育て平和の意義の説明に続き、市内各地区ブロック代表の児童生徒5人が決意表明。南小6年の遠藤唄志さんは「これからも平和への思いを持ち、笑顔の絶えない安心できる学校を目指していきたい」。声問小6年の山田來果さんは「自分ができることを大切に積み重ね、平和な日々をみんなで作っていきたい」。潮見が丘中3年の北島虹海さんは「平和とは、毎日安心して過ごせることだと思う。平和の大切さを忘れず、思いやりを持ち自分にできることを積み重ね、笑顔溢れる地域や平和な世界を未来に繋いでいけるよう努力することを誓う」などと述べた。

平和への決意や子育て平和運動の一層の発展に願いを込め、出席者が公園内に設置されている世界平和、子育て平和の鐘を鐘打した。(千葉大輝)

世界平和の鐘を鐘打する児童生徒

世界平和の鐘を鐘打する児童生徒