稚内高校2年生5人が、昨年に総合的な探究の時間の一環で開発した「最北タンシチュー」で、高校生最大の料理コンテストの第15回ご当地!絶品うまいもん甲子園(全国食の甲子園協会主催)に出場。同校からは初出場で、8月3日の選抜大会のリモート枠で優勝し、11月8日に東京都で開かれる決勝大会(全国)への出場を決めた。

メンバーは大会に出場する畑野梨央音さん、関口芽生さん、吉村実緒さんの3人と佐々木李歌さん、佐藤花穏さんの5人で取り組んでいる。このメニューは経産牛を未利用資源として活用することで循環型社会の形成に貢献し、市内での利用促進や観光資源にも繋げたいとの思いで開発。勇知いもや道北産の生クリームも使用し、未利用資源と地産地消を組み合わせている。

同甲子園には全国91校・281チームが出場。選抜大会のリモート枠は同校を含む3校が選ばれ、料理人がメニューを再現して審査員の試食と映像で研究動機やシチューの特徴を寸劇で伝え、審査員からは経産牛に着目したこと、ルーに味噌のコクが感じられたことなどが評価。リーダーを務める畑野さんは「優勝してビックリした。全国に稚内と経産牛の魅力を伝え、優勝できるように頑張りたい」と力を込める。

決勝大会は、各エリアで優勝した10チームが出場。考案したレシピを3人が30分以内で調理するほか、審査員に3分以内でプレゼンし、経産牛を使用する意義、最北タンシチューの魅力、実際に食べたいと思ってもらえるように伝える。

今後は調理の役割分担やスピードを仕上げるほか、10月に校内でプロの料理人が派遣され、メニューをブラッシュアップする特別調理研修を行う。関口さんは「手順を確認し、協力しながら落ち着いて作れるように」。吉村さんは「最北タンシチューで経産牛の利用価値を広めたい」と意気込む。

今年度から活動に加わった佐々木さんは「他のチームは調理系の学科が多いなかで、探究活動に力を入れて全国大会に出場し、培ったことを発揮してほしい」。佐藤さんは「協力しながら一緒に経産牛の利用方法を広めたい」とサポートする。(千葉大輝)

決勝大会に向けて意気込む5人

決勝大会に向けて意気込む5人