稚内中と中央小が新たな小中一貫教育推進拠点校として来年4月に開校する義務教育学校の稚内中央学園の校章のデザインが決定。稚内中3年の倉柊人さん(14)の案を採用し、26日には稚内中でデザインの発表披露会と、倉さんへの表彰式を実施。倉さんは「歴史ある稚内中と中央小の校章を2つ合わせるようにイメージしました。自分の作品が校章になって誇らしいです」と語った。

稚内中、中央小の全校児童生徒207人が見守る中、スクリーンに校章を映し出し、制作者の倉さんを紹介。デザインに込められた思いとして、6枚の葉で雪や熊笹を表し、稚内の厳しい冬の寒さの中で青々と育つ希望や若さ、風のまちを象徴する風車を表現。また意志、知識、優しさ、勤労を英語にした際の頭文字の「W」を4つ組み込んでいる。

吉﨑健一教育長から表彰状を受けた倉さんはステージ上で「小学校、中学校それぞれの歴史や思いを大切に、新しい学校が始まっていくことを願っています」と伝え、吉﨑教育長が「倉さんには稚内中学校最後の卒業生として素敵な校章を作って頂いた。校章の意味を理解しながら稚内中央学園の歴史を1ページずつ作っていってほしい」と激励した。

表彰式後、倉さんは報道陣の取材に、校章のデザインは美術の授業で制作したとし「稚内で初めての義務教育学校。小学生、中学生がみんな仲良くできる学校になってほしい」と思いを込めた。

市教委では、開校までに校門や幕などに新たな校章をデザインしていきたいという。

義務教育学校の開校に向けては稚内中、中央小の各教職員、PTA、北地区学校運営協議会の代表者などで構成する義務教育学校開校準備委員会が中心となり、学校名や校歌、校章の選定を進めてきた。校章は稚内中と中央小の児童生徒を対象に昨年12月~今年2月にデザイン案を募集したところ67作品が寄せられ、同委員会が5月に選考した。校歌の作詞・作曲は今年1月に稚内出身の兄弟ユニットのSE―NOに依頼し、12月までの完成を目指している。(梅津眞二)

吉﨑教育長から表彰状を受け取る倉柊人さん

吉﨑教育長から表彰状を受け取る倉柊人さん

採用が決まった稚内中央学園の校章

採用が決まった稚内中央学園の校章