【下川】下川中学校(永井真二校長、生徒47人)の第80回学校祭が、5日午前8時40分から同校で開かれた。
学校祭では生徒一人一人の個性、好きなことや得意なことを生かそうと、学年の枠を超えた縦割りの活動班を導入。生徒が「演劇」「イベント」「映像制作」「会場装飾」の班に分かれて取り組み、自主性・協調性を育んでいる。
生徒会(黒川愛美会長)ではスローガン「最高の仲間と、最高のステージを!」を掲げ、生徒一丸で準備に励んだ。ポスターには1年の半田美空さんの原画を採用した。
吹奏楽部の演奏に続き、生徒会によるオープニング。生徒2人の心と体が入れ替わり、会場全体でスローガンを唱えると、2人の姿が元に戻る―という劇を演じ、「みんなで最高のステージをつくろう」との思いを共有して開幕した。
装飾班では玄関から会場まで「カラフルな水族館」をテーマに飾り付けた。風船やテープ、紙、黒板アートなどで工夫し、海のさまざまな生き物を表現。「まるで水族館に来たような、楽しい雰囲気」と好評だった。
演劇班は、生徒の「ゲームの世界観にしたい」という提案を基に、人気ゲームをモチーフとしたオリジナル劇を上演した。主人公が数々の試練を乗り越え、魔王となった村長を薬草で元の姿に戻す物語で、力で倒さずに救う展開が、温かい感動を生んだ。
イベント班は、生徒参加型の三つのゲームを実施した。2択問題で多数側に得点が入るゲームでは「下川中を代表する部活動」で、回答者全員が「テニス部」を選択する展開も。昔やっていたスポーツ、好きな教科、将来の夢などのヒントを基に、該当する先生を当てるクイズでは、生徒が予想しなかった先生だった場面もあり、会場を沸かせた。「以心伝心ゲーム」も行った。
映像班では「下中あるある」を「席替えで座る席を間違える」など動画で紹介。生徒が考えた学校の七不思議、チャレンジ対決をテーマにした動画も発表し、笑いを誘った。
生徒などの有志による「下中オンステージ」では、ゲーム実演、歌、ダンス、コントなどを披露。生徒たちの熱意と努力、成長の詰まった発表に、拍手が送られた。
学校祭を締めくくる全校合唱「あなたへ―旅立ちに寄せるメッセージ」では、生徒たちが3パートに分かれ、調和のとれた美しい歌声を会場に響かせた。
鈴木瑠夏教諭は学校祭に「生徒が楽しんでいるのが、表情から伝わってきた。日頃見せない一面を見ることができた。合唱も練習を繰り返すうちに、声を出せるようになり、歌詞の意味を理解することで、気持ちを込めて歌うようになり、成長を感じた」と語る。
また、生徒の作品展示も行われた。

全校生徒が心を一つにした合唱

人気ゲームをモチーフにした、生徒のオリジナル劇









