7月24日、下川町内の書店「ゆきみち書房」の企画・運営のもと、愛馬ハナの引くリヤカー馬車による移動販売に初挑戦。リヤカーにさまざまな絵本を載せ、まちなかを巡り、移動絵本屋を行った。
ハナと筆者は6月から町内美桑が丘で、馬車練習を始めたが、それを知った「ゆきみち書房」を営む友人から「移動絵本屋をやってみたい」と声掛けいただいた。
練習を始めたばかりで経験が浅く、不安要素があったため、練習しながら考えることに。練習を重ね、ハナに背後から迫るリヤカー、左右の梶棒に慣らすとともに、リヤカーのバランスを安定させるため、そのつどハナとリヤカーの接続方法を改善。リヤカーを引かせながら、実際にまちなかも巡って、無理なく移動できる範囲を探った。
リヤカーに移動絵本屋本番同様の荷物も載せてハナに引いてもらい、荷物があっても安全に移動できるのか確認し、実施を決めた。
当日までに10回にわたって練習を重ねたが、ハナは8回目以降、リヤカーや梶棒に全く動じなくなっていた。
移動絵本屋の移動順路や停留場所は、道路交通法や移動販売のルール・マナー、荷車を引くハナを考慮したうえで、ゆきみち書房に準備していただいた。
移動絵本屋当日は午前10時45分に美桑が丘を出発し、町の総合福祉センター・ハピネスと、まちおこしセンター・コモレビで停留させていただきながら、その周辺を巡回し、食材の量り売りと喫茶の店「月と野菜」にも寄って、1時間半程度で美桑が丘に戻った。
道中、子育て中の若い世代を中心に、地域の方たちに利用していただいた他、ちょうど夏休み初日となり、地元の子どもたちもハナとふれあいながら、楽しんでくれた。ハナは動じることなく荷車を引いて歩き、停車中もじっと動かずに待ってくれた。
馬車による移動販売の可能性とより良くするための改善策が見え、有意義な時間になった。
ゆきみち書房店主は「自然や動物との共生を、本を通じて伝える書房として、日々模索しており、小峰さんとハナちゃんの荷車を引く練習を見て、移動本屋のお願いをした。昔のような労働力としての動物はほとんどいなくなったが、小峰さんとハナちゃんの関係は家族・友の要素が強く感じられ、生き物たちとの新しい関係を築く道筋になると思った。馬と一緒に色々なことを楽しむことが、心に潤いをもたらすことを、今回のお客様たちの顔を見て確信した」と語る。
筆者もゆきみち書房から具体的な提案をいただいたことで、それを目標に馬車の練習を重ね、実用に踏み出すこともできた。
依頼いただいた書房店主、駐車場を利用させてくださった、コモレビとハピネスの関係者の皆さん、利用いただいた地域の皆さん、通行中配慮いただいた車両の皆さん、ありがとうございました。
今後も地域の皆さんと連携しながら、好循環を生み出していきたい。
<今回は2026年8月5日付名寄新聞掲載の記事を基に再構成しました>

リヤカーを引いて移動する愛馬ハナ

ハナの引くリヤカーによる移動絵本屋

停留場所で絵本を手に取る人たち









