【名寄】名寄警察署(坂本智喜署長)は、28日午後2時から同署で、外国人を対象とした「安全安心に暮らすための防災・防犯・交通安全講話」を開催。犯罪被害などを防止するための注意点、さまざまな日本のルールを伝えた。
名寄市の住民基本台帳によると、8月末時点の外国人登録者は204人(男性123人、女性81人)。市内の企業で就労する外国人も多い。
同署では、犯罪や事故に巻き込まれることのないよう注意を喚起するとともに、互いに顔を知ってコミュニケーションを図ることを狙いに、名寄市と協力して外国人を対象とした安全講話を初めて開催した。
今回はインドネシア、ベトナム、フィリピン、スリランカ、ネパールの5カ国から25人が参加した。
開会で坂本署長は「日本は治安の良い国といわれるが、警察官は普段忙しく、悪いことをする者もたくさんいる。日本のルールに疎いあなたたちを狙って、悪い方に誘う者もいる。いろいろなルールや注意点を学び、分からないところは質問するなど、安心して日本で生活していけるよう勉強してほしい」と挨拶した。
続いて、各課の署員たちが講話。会計課は遺失物・拾得物の手続き、地域課は110番通報と警察相談専用電話「♯9110」について説明した。
生活安全課、刑事課は違法行為や防犯について講話。キャッシュカードやスマートフォンは他人に貸さないこと、SNSによる「闇バイト」に応募しないこと、拳銃や薬物の所持・使用禁止などを伝えた。
また、出身国では合法でも、日本では違法となる行為が多くあることから、注意を喚起した。
交通課は自転車の交通ルールを解説。飲酒運転の禁止をはじめ、信号無視や一時不停止、携帯電話使用などは反則金の対象となることを伝えた。
名寄市防災担当は災害に備えるためのポイントを説明。防災ガイドマップを活用し、会社や住居付近にある避難場所の確認、非常持ち出し品の準備を促した。
同署警備係は外出する際、在留カードを必ず持ち歩くことをあらためて説明。不携帯の事案もあったため「友達にも伝えてください」などと呼びかけた。
その後、参加者たちは署員と一緒に柔道や剣道を体験し、日本の武道にも触れた。
参加した外国人は、日常会話程度の日本語を理解しており、講話にしっかりと耳を傾けながら、犯罪や事故に巻き込まれないようにあらためて気を引き締めていた。

犯罪被害などを防止するための注意点を伝えた講話

署員と一緒に柔道や剣道を体験する参加者









