【名寄】2026年のミラノ・コルティナ冬季五輪フリースタイルスキー・エアリアル日本代表の五十嵐晴冬選手と瑠奈選手を招いた特別講演会が、9月29日に名寄東小学校(鴻上貴校長、児童127人)で開かれた。同校5・6年生が、五輪出場を果たした先輩アスリートから挑戦の大切さや夢を追いかける思いを学び、地域学習への意欲を高めた。

今回の講演会は、同校6年生(19人)が名寄地域の魅力を発見・発信する総合的な学習「名寄ってこんなまち!」の一環として開催された。同校では名寄市社会福祉協議会の「子どもの心を育む講演・交流事業」を活用し、札幌在住のカラーコーディネーター・外崎由香さんの指導の下、名寄らしい「色」「場所」「イベント」「人」などを探る地域学習に2017年から取り組んでいる。

講演会は、本年度の学習で、児童たちは名寄出身のエアリアル日本代表として世界で活躍している五十嵐きょうだいを調査対象に挙げたことがきっかけとなり実現した。

この日は6年生だけではなく、5年生(31人)も参加。晴冬選手が同校を訪れ、イタリアでの大会や遠征中だった瑠奈選手はリモートで参加した。

両選手は、エアリアル競技を始めたきっかけや、五輪出場が決まったときの心境などが、当時の写真や動画を交えて語った。児童たちはトップアスリートの生の声に真剣な表情で耳を傾け、オリンピックという大舞台に挑む心構えに触れた。

両選手から児童たちに温かいエールが送られ、瑠奈選手は「夢ややりたいこと、好きなことを大事にしてほしい。どんなことでも頑張った経験は皆さんの力になるので、これからも頑張ってほしい」。

晴冬選手は「挑戦したことが成功でも失敗でも必ず自分の身になる。常に目標を持ち、日々を積み重ねて全力で生きていってほしい」と力強く語った。

最後に、子どもたちが五十嵐選手を象徴する「色」を見つけるため、スキー板や実際に五輪で使用したビブ(ゼッケン)を見せてもらい、間近で触れる貴重な時間を過ごした。

終了後、6年生は班ごとに分かれて校外へ。JA道北なよろや道の駅なよろ、なよろ市立天文台「きたすばる」、亀きん食堂、Shop’s Garden 千花、北国博物館などを訪れ、タウンウォッチングを通じて、名寄の歴史や魅力を探った。

児童に語りかける五十嵐晴冬選手。画面はリモートで参加した瑠奈選手

児童に語りかける五十嵐晴冬選手。画面はリモートで参加した瑠奈選手