【名寄】快晴の秋空に笛、鐘、太鼓の音が響き、勇壮な獅子舞が神苑で躍動―。伝統の風連獅子舞が、6日午後1時半から風連・下多寄神社境内で披露され、多くの市民から大きな拍手を受けた。
田園地帯の同地区で1908(明治41)年から118年にわたり伝統を引き継いできた。地区には富山県から多くの人が入植。獅子舞も富山ゆかりの伝統を引き継ぐもの。
現在は、風連獅子舞保存会(会長・山口祐司さん)が中心となり、地域ぐるみで伝統を守る。市の無形文化財にも指定。担い手不足の悩みを抱えながらも、この日は練習成果を存分に発揮した。
重さ6kgの獅子頭、長さ5mの獅子の胴、胴の中に若連中11人が入り、獅子捕りの小中学生4人との呼吸もぴったり。汗だくになって「祇園ばやし」「鞍馬天狗」など、境内広場いっぱいに勇壮な舞を披露。演目ごとに集まった多くの人から盛大な拍手が送られた。
獅子捕り初参加で小学1年の北明真士〈まなと〉さんも立派に大役を果たした。
獅子舞の後、恒例の獅子の頭かみ。「幸運到来」などの言い伝えがあり、この日も大人気。獅子の大きく開いた口を怖がる幼児、ピースする子を撮影する母親、一般年配者の希望も多く、ほほ笑ましい光景が見られた。
この日は下多寄神社の例大祭本祭り。獅子舞は奉納行事として行われた。獅子舞に先だち同1時から神事。神官の祝詞の後、きれいな装束の小学生女子2人が「浦安の舞」を優雅に披露。豊穣(ほうじょう)の秋に感謝、地域発展を祈願した。

風連・下多寄神社境内で勇壮に奉納された伝統の風連獅子舞









